自己肯定感の低い主婦の方に読んでほしい。漫画『モラハラ婚 ~夫に洗脳されていた私~』感想【ネタバレあり】

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マンガ

モラハラをする側の人がどんな思考で、どんな言動をするのかがよくわかるマンガです。読みながら、自分の結婚生活を思い起こすと「元夫はモラハラじゃなかったな」ってわかりました。「モラハラじゃなくて、究極の自己中だったんだな…」と。

私の元夫は、家庭でも社会的にも自分が評価されてないと、不機嫌になって周りに八つ当たりするタイプだったんですね。なので、私もモラハラを受けている妻と同じように、元夫の顔色をうかがう生活をしていました。

八つ当たりのされ方が「俺がいないと生活できないのに」的なのもあって、自己肯定感ダダ下がりだったので、その辺は共通点あるな…と思います。

そういう状態だと負のスパイラルで、自分を責める方向に陥りがちなんですよね…。だから、そんなふうに自己肯定感が下がっている主婦の方に読んでほしいです。ぜひ、このマンガを読んで、「あなたが悪いんじゃないよ、そこから抜け出していいんだよ」って気づいてほしい。

マンガはこちら→『モラハラ婚 ~夫に洗脳されていた私~

では、あらすじとネタバレ感想にいきます!

あらすじ

主人公の『たかえ』は、24歳のときに一つ年上のケイジくんと結婚。

同棲を経験して、ケンカになっても冷静で声を荒げることのない彼とならやっていけると思って結婚を決めたのです。

穏やかで大人なケイジくん。そう思っていたけれど、同棲開始時には「不動産屋を困らせて、なめられないようにする」とクレーマーのようなことをしたり、「付き合う子が自分のために努力してくれたらうれしいよね。俺の好きな髪型はこういうのだけど、たかえは好きなのにすればいいよ」と言ったりして疑問に感じることも。

でも、そのたびに「たかえのためを思って言ってあげてるんだよ」「俺は気にしてないよ」と『たかえのためを思っている』ような発言で終えるので、たかえも「大事にされている」「自分たちはフェアなんだ」と徐々に心をコントロールされていくのです。

子どもが欲しいたかえに『結婚と子ども』をちらつかせて同棲を始めたのに、結婚後、妊活には非協力的なケイジくん。そのとき言ったセリフは「たかえに女の魅力が足りない」。なのに、たかえが病気で寝込んでいるときには「たかえが弱ってる姿がいい」と乗り気になって、たかえも「この人は私が苦しむ姿で興奮するんだ…」とショックを受けます。

そして、思い返すと「好き」って言ってもらってないことに気づき、「好きって言ってほしい」と言ったら「好きじゃない人と結婚しないでしょ?」という回答。さらに「言ってほしいなら言ってもらえるようにもっとがんばりなよ」と。

なにかおかしい…そう思うときはちょこちょこあるけれど、彼に殴られて別れたという友達の話を聞き、「大丈夫。ケイジくんは殴らないから。暴力は受けてないし大丈夫」と思うたかえ。

そんなとき、職場に新しく入ったゆづるさんから、気になることを言われて…。

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ちょこっとネタバレ感想

マンガの終盤やAmazonのレビューにもありましたが、「結婚する前にそういう人だってわかったはず。なんで見抜けないのか」という声があるんですけど、それが難しいパターンもあるんですよね…。

このマンガを読んで「結婚前・付き合う前に見抜けるし、私なら付き合わない」って思う方は、しっかりとした自分軸で行動している人だと思うんです。「それが幸せのもとだと思うので、ぜひそのままで!」って思うんだけど、モラハラ被害者に対して「そういう人もいるんだなぁ」と否定することなく受け止めてほしいな、とも思います。

モラハラの被害に合いやすい方ってどんなタイプだろう?

自分や周りの離婚経験談からのイメージですが、モラハラ被害者の方って、自己肯定感が低めだったり、他人の意見に影響されやすかったりする以外に、我慢することに慣れている人もいると思うんです。

私は離婚前、自己肯定感がめちゃくちゃ高い元夫が仕事で評価されなくなってイライラしはじめたときに、八つ当たりでひどいことを言われた挙句、「いつ泣くかなって楽しみにしてた」って言われたことがあったんですね。

「さすがにひどい…」と思いつつ、

ひまり
ひまり

でも、以前はこんなふうに言う人じゃなかったし、仕事がうまくいかないのがそれほどまでにショックなんだろうな。今は私の我慢のしどきかな…。

って思っちゃったんですよね…。

今はこの頃より気持ちが強くなったし、自分を大切にする心持ちがわかったので、こんなふうに思いません。当時はなんでこうだったのかなぁと思うと、たぶん幼い頃から「親の言うことを聞きなさい」「長女なんだから我慢しなさい」と言われたり、「お母さんのことが大事って思うなら、お母さんが喜ぶことしてちょうだい」って言われたりしたからかなぁと。

ただ、その親の呪縛から解放されるきっかけを作ってくれたのも元夫なんですよね…。

ひまり
ひまり

こんなに親の意見に左右されずに自由に生きていても、いろんな人から愛されているなんてすごい!

って思ったのと、親との関係で悩んでいるときに「自分がしたいようにすればいいんだよ」って言われて心が軽くなったんです。このときは、まさか私に八つ当たりするようになるとは思いもしなかったですね…。

マンガだと、展開が早くて、ポイントとなるエピソードがピックアップされてるから、「なんで付き合う前や結婚前にこういう人だってわからなかったの?やばいエピソードいっぱいあるじゃん」って思うかもしれないけど、実際はジワジワと絡みとられる感じで心を支配されていってたんじゃないかなって思います。

しかも、ケイジくんのようなモラ夫だと、

  • おまえのためを思って
  • おまえは常識がないから
  • おまえの間違いをただしてやってる

とか言って話をすりかえた挙句、その問題の原因を妻側に押し付けたり、人格を否定してきたりするから、思考のベクトルが「相手がおかしい」より自分に向いちゃうんですよね。

モラハラから脱出するには

私の場合、元夫はモラ夫じゃなかったこともあり、八つ当たりや無視などで自分の不機嫌を当たり散らかすだけだったので、モラハラ被害の方ほど絡みとられていく感覚はなかったんですね。

それでも「私だって完璧じゃないんだから、夫にばかり要望してはいけない」とか、「他の夫婦だってきっとこういうのを乗り越えているんだろうから」とか思って抜け出す思考がなかったんです。そんな中、離れた方がいいと思ったきっかけは、子どもにも八つ当たりするようになったからでした。

このマンガのたかえさんのパターンだと、DVが理由で離婚を経験した職場の同僚が気づいてくれて、アドバイスしてくれたからでしたね。実際のところ、モラハラのループにはまったら、なかなか自分じゃ気づけないと思います。こうやって、誰かから言われないと。

しかも、この同僚のゆづるさんは、自分も経験者だったから「暴力は受けてないから、DVとかじゃないよ」というたかえさんに対して、「DVだ」と押し切るんじゃなくて「一度DVについて調べてみて。それで当てはまらないって思ったら、それでいいんだし。心配性な私を安心させて」という言い方をされてるのがうまいところですよね。

モラハラから脱出するためには、そうやって自分がモラハラ被害者だって気づく必要があると思います。気づくためには「なんか変だよ?」って言われるのが一番気づきやすいと思うので、夫以外の人と話す時間をなくさないようにしたり、マンガやブログを読んだり、自分の時間を持つことが大事かなって思います。

ちなみに、DVに関しては、国の説明や保護などもあります。例えば、内閣府が挙げている精神的DVとは、

  • 大声でどなる
  • 「誰のおかげで生活できるんだ」「かいしょうなし」などと言う
  • 実家や友人とつきあうのを制限したり、電話や手紙を細かくチェックしたりする
  • 何を言っても無視して口をきかない
  • 人の前でバカにしたり、命令するような口調でものを言ったりする
  • 大切にしているものをこわしたり、捨てたりする
  • 生活費を渡さない
  • 外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする
  • 子どもに危害を加えるといっておどす
  • なぐるそぶりや、物をなげつけるふりをして、おどかす
出典:内閣府男女共同参画局『配偶者からの暴力被害者支援情報』( https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/dv/02.html#seishinteki )

と、されています。上記出典のホームページには、実際の支援機関なども載っているので、「あれ?もしかして私…」って思ったら、ぜひ相談なさってくださいね。

著者のあとがきで「私が徐々に洗脳されていく様子が伝われば」とありますが、ちょっと「徐々に」感は難しいかなって思います。印象的なエピソードばかりですしね。でも、もうひとつの「モラハラする人は反省しないし、治りません。全力で逃げて」というメッセージは伝わってきたと思います。

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