外面はいいけど家だとモラハラ・不倫する夫。漫画『極限夫婦 ： 1 』Season 01（分冊版1・2・3）感想【ネタバレあり】

たまに広告で見かけるいかにもモラハラそうなマンガ『極限夫婦』。広告で見れる範囲を読んでると、ちょっと古い感じがするけど…なんて思いつつ購入して読んじゃいました。広告を見てると「そんな展開ある？」なんて思ったけど、なんか続きが気になっちゃうんですよね。

隙間時間で読める量で、かなりわかりやすいざまぁ系でスッキリする終わり方です。内容は少し非現実的なところもあるけど、「なんかいそう、こういうモラハラ夫」って思うし、そのモラ夫がこてんぱんにやっつけられるのはいい気味かも…！

息抜きにあとくされなく読めるマンガです。

マンガはこちら→ 『極限夫婦：1』

Season 01（分冊版1・2・3巻）あらすじ

会社員時代は失敗ばかりで自分に自信が持てなかった主人公の桃子。厳しいドS上司だけど、叱った後にかけてくれるやさしい言葉が素敵な高弘さんと恋に落ちて、結婚しました。

妻を働かせたくない夫・高弘さんの意向のまま専業主婦になるけれど、信用されてないせいかお金の管理は任せてもらえず、夫の収入がいくらかもわからない状態。

夫が帰宅するタイミングで夕食を準備し、夕食の席では『今日一日何をしていたか』を報告する中、厳しい生活費の増額をお願いするも、難癖をつけられてしぶられ、叱れられる始末。

せめて愛を感じたいと夫婦生活を持ちかけたら、「排卵日の前日と当日の約束だろ？」と断れてしまいました。「最近お金が足りなくてキレイにできてなかったからかも…そうだ、子どもができるまで職場復帰してみたらどうだろう！」と思い立って、以前の職場の同僚に人手について聞いてみることに。

職場の人手不足状況を聞いて、復帰気分が盛り上がるものの、同僚に聞いたのは「リモートになったから、家で夫婦で揃って仕事？」というセリフ。でも、夫からはリモートだなんて聞いたことがなくて…。

リモートワークを内緒にして出社しているように見せる夫に不信感を抱き、後をつけるとホテルに女性と入っていく夫の姿…！帰宅後に問いただすも、言い訳にならない言い訳をした挙句、「なんの取りえもないお前と結婚してやったのに何様のつもりだ」とまで言い出し、それが本心だったのかとショックを受けます。

それを聞いた桃子は離婚を決意しますが、実は桃子にも夫に隠していたヒミツがあり…。

ネタバレ感想

実は、桃子は会社の専務の妻の姪で、会社の重役の身内だったのです。

「実力が伴っていないのに、大手企業にコネで入社したことが同僚に知られたらどうしよう…」と毎日ビクビクしながら働いていた小心者の桃子にとって、やればできると信じて仕事を任せてくれたり、見捨てずに叱ったり助けてくれた夫の高弘。

そんな夫にもコネ入社だって知られたくなくて、結婚式ではバレないように親族席に座らせず、親戚の専務夫婦には仲人を頼んだのでした。高弘はそれを「自分に期待してくれているから仲人を引き受けてくれた」と勘違いしてたんですね。

それを知った高弘はなんと、桃子に土下座して謝り、「やり直そう！こんな素晴らしい妻の価値を見誤っていた」と提案して、妻の目の前で不倫相手に連絡して別れ、桃子に対して「お小遣いも増やしてあげるし、夫婦生活も排卵日以外にもしよう」と態度を180度変えてきました。

一見、仲直りしたかのように見えた桃子・高弘夫婦。

ある日、大型企画のメンバー選出会議があり、そこに呼ばれた高弘は、「言ったろ？俺は専務の身内なんだ！出世コースに乗ったというわけだ！」と意気揚々と会議室に向かいますが…。

会議室に入って言われたのは、「プロジェクトの責任者にする話が出ていたけれど、会社の派遣社員に手を出すような既婚者の君には任せられない」という宣告だったのです。

なぜかその場にいる桃子に助けを求めるものの、桃子は実は旧姓を名乗って会社に復職していたのでした。そして、この状況を作ったのも桃子…！

「夫婦のことは弁護士をとおしてお話しください」という笑顔の桃子に対して顔面蒼白な高弘なのでした。